エステティシャンが名刺を持つ意味ってあるの?
エステティシャンとして仕事をしていく上で、名刺の必要性に疑問を感じたことはないでしょうか。
知識・技術が求められる仕事のため、「名刺は持っていてもあまり意味がない」と名刺を作っていない方もいるでしょう。
そこで本記事では、エステティシャンのとって名刺が信頼に繋がる理由や、名刺を持つメリット・デメリット、エステティシャンにふさわしい名刺を解説します。
- エステティシャンの名刺が信頼に繋がる2つの理由
- エステティシャンが名刺を持つことによるメリットとデメリット
- エステティシャンが名刺を活用する3つのポイント
- エステティシャンにふさわしい名刺の種類2選
まだ名刺を持っていない方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
エステティシャンの名刺が信頼に繋がる2つの理由
エステティシャンとして仕事をしていくためには、お客様との信頼関係が重要です。
ここでは、エステティシャンの名刺が信頼に繋がる理由を大きく2つご紹介します。
自分の情報を正しく伝えられるため
お客様との信頼関係を構築するためには、自分はどんな人なのかを伝えて自己開示するのが有効です。
名刺にはサロン名や自分の名前、肩書き、連絡先など、さまざまな情報を表記できるため、名刺をきっかけにコミュニケーションを深められます。
お客様とのコミュニケーションがしっかりと取れれば、信頼関係は構築しやすくなるでしょう。
口頭だけでは、自分の情報を正しく伝えられない可能性もあるため、名刺を活用して丁寧に伝えてください。
施術内容や技術をアピールできるため
エステに来るお客様は美容に関する悩みを持っていたり、美容に関心の強い方がほとんどです。
そのため、専門的な知識や高い技術を持っているエステティシャンが求められます。
施術中に技術はアピールできますが、カウンセリングの段階から知識・技術をしっかりと証明しておけば、より安心・信頼を持って施術を受けてもらえるでしょう。
名刺は、必要な情報だけをしっかりとアピールできるため、安心・信頼に繋がる大切なツールといえます。
エステティシャンが名刺を持つ3つのメリット
エステティシャンが名刺を持つメリットを3つご紹介します。
お客様に覚えてもらいやすくなる
サロン名は覚えていても、施術したエステティシャンの名前までを覚えているお客様は少ない傾向にあります。
しかし、施術前に名刺を渡しておけば、お客様は自宅に帰った後も名前などの情報を確認できるため、お客様に覚えてもらいやすくなります。
お客様に覚えてもらえれば、再来店に繋がる可能性も高まるでしょう。
親近感を持ってもらえる
名刺をきっかけにカウンセリングで会話が弾めば、お客様から親近感を持ってもらえるようになります。
「親しみやすい」「この人なら安心」と感じてもらえれば、施術自体もスムーズに進められるでしょう。
知識・技術ももちろん大切ですが、名刺をきっかけにコミュニケーションが取れるのは大きなメリットです。
リピーターを獲得しやすくなる
先程もご紹介したように、名刺でお客様に覚えてもらえれば、再来店に繋がりやすくなります。
自宅に帰った後、「次回も同じ人にお願いしたい」と名刺を確認してもらえるからです。
限られた情報だけの小さな名刺ですが、自分の分身として丁寧に渡せば、リピーター獲得に繋がる営業ツールとしても使えます。
エステティシャンが名刺を持つ2つのデメリット
エステティシャンが名刺を持つデメリットを2つご紹介します。
センスのあるデザインが求められる
エステにくるお客様は、「美しくなりたい」と言う思いを持った美意識の高い方が多いです。
そのため、渡す名刺にもセンスのあるデザインが求められます。
たとえば、文字だけのシンプルなデザインや、白黒でまじめな雰囲気のデザインは、ビジネスマンの名刺としては良いですが、エステティシャンには向いていません。
合わない名刺はお客様に興味を持ってもらえないだけでなく、印象も悪くなる可能性があります。
お客様に「かわいい」「きれい」と思ってもらうためにも、目を惹くようなデザインを意識してください。
サロンの世界観や、施術内容に合わせてデザインを考えるのがおすすめです。
デザイン・印刷にコストがかかる
当然ですが、名刺作成にはデザイン・印刷ともに費用がかかります。
たとえば、デザイナーに名刺デザインを依頼する場合、誰に依頼するか・どんなデザインにするのかで大きく異なるものの、費用は5,000~10万円程度です。
「美」を売りにするエステティシャンだからこそ、デザインや印刷にこだわる必要があるものの、その分コストはかかると覚えておいてください。
費用をあまりかけられない場合は、名刺のテンプレートなども用意されているため、上手く活用すると良いでしょう。
エステティシャンが名刺を活用する3つのポイント
実際に、名刺はどのように活用すれば良いのでしょうか。
ここでは、ポイントを3つご紹介します。
エステに関する所有資格を表記する
エステティシャンとして活動するためには、特別資格は必要ありません。
しかし、関連する資格を持っている場合は、正しく表記しましょう。
たとえば、アロマテラピー検定を所有している場合、肩書き部分などに「アロマテラピー検定1級取得」のように表記してください。
また、資格がたくさんある場合は、代表的なものに絞って表記します。
資格は、お客様にとって安心・信頼に繋がる情報なので、所有している場合は積極的に載せましょう。
エステのメニューを載せる
名刺の表面にはサロン名や肩書き、自分の名前などを表記し、裏面にはエステのメニューを載せるのもおすすめです。
メニューを載せておけば、「次回は〇〇を受けてみようかな」とリピートにも繋がりやすくなります。
全ては表記できなくても、代表的なメニューをいくつか載せておくと良いでしょう。
エステサロンの地図を載せる
メニューと同様、裏面にサロンの所在地がわかる地図を載せるのも有効です。
すぐ覚えられる場所にある場合は必要ありませんが、少し分かりづらい場所にある場合は、最寄り駅からの行き方が分かるように載せましょう。
スマートフォンなどから地図は確認できますが、名刺の裏面に載せておけば検索をせずにさっと確認できるため親切です。
エステティシャンにふさわしい名刺の種類2選
エステティシャンにふさわしい名刺を2つご紹介します。
サロンの世界観を表現した名刺
センスのあるデザインが求められるとご紹介したように、サロンの世界観が伝わるような名刺がふさわしいと言えます。
たとえば、美白やシミのケアに特化しているサロンであれば、光沢のある純白の用紙やキラキラとラメ感のある用紙がおすすめです。
また、オーガニックを売りにしているサロンであれば、緑や花など自然が感じられるデザインが良いでしょう。
サロンで世界観が決まっていれば、名刺も合わせてみてください。
通常よりも小さめの名刺
女性のお客様がメインのエステサロンだからこそ、少し小さめの名刺を使用するのもおすすめです。
「名刺3号(85×49mm)」というサイズであれば、一般的に使用されている「名刺4号(91×55mm)」よりも少し小ぶりなので、女性らしさを演出できます。
また、角を丸くする加工ができる場合は、合わせて取り入れるのもおすすめです。
まとめ
本記事では、エステティシャンの名刺が信頼に繋がる理由や名刺を持つメリット・デメリット、活用するポイント、ふさわしい名刺を解説しました。
エステティシャンとして仕事をしていくために技術は欠かせませんが、それ以上にお客様との信頼関係も重要です。
名刺で自分の情報を正しく伝えれば、信頼関係構築のきっかけになるため、名刺は必ず持っておきましょう。
サロンの世界観と合わせて、自分だけの素敵な名刺を作ってください。