FPの名刺は作成しておいた方がいいの?
FP(ファイナンシャルプランナー)は、お金や保険に関するさまざまな内容をサポートする仕事なので、お客様からの安心・信頼が必要です。
「名刺は必要なの?」と作成していない方もいますが、必ず作成した方が良いと言えます。
そこで本記事では、FPに名刺が必要な理由や名刺を持つメリット・デメリット、作成するポイント、ふさわしい名刺をご紹介します。
- FPにとって名刺が必要な3つの理由
- FPが名刺を持つメリットとデメリット
- FPが名刺を作成する2つのポイント
- FPにふさわしい名刺の種類2選
名刺をまだ持っていないFPの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
FPにとって名刺が必要な3つの理由
FPにとって名刺が必要な理由を3つご紹介します。
自分の素性を明かして安心感を与えるため
FPは、お客様の現在から未来に向けての資産計画をアドバイスする仕事なので、お金や保険に関することなど、さまざまな情報をヒアリングする必要があります。
スムーズに話を聞き出すためには、安心感を与えて相手に心を開いてもらわなければいけません。
そこで有効なのが、名刺を活用した自己紹介です。
名刺には名前や連絡先などの情報を表記できるため、自分の素性を明かして相手へ安心感を与えられます。
名刺をきっかけにコミュニケーションを深めていけば、相手も「この人なら何でも話せる」と心を開いてくれるようになるでしょう。
資格や実績を伝えて信頼してもらうため
FPは、無資格・経験なしでも名乗れる職業ですが、依頼する立場のお客様はきちんと資格のある経験豊富な方を求めるはずです。
そのため、所有している資格や、これまでに担当した内容などを分かりやすく伝えて信頼してもらう必要があります。
名刺を活用すれば、資格はもちろんこれまでの実績なども伝えられるため、相手からの信頼に繋がります。
文字で示せる名刺は、資格・実績の証明にも使える重要なツールです。
連絡先を伝えて相談に繋げるため
FPの仕事は、お客様からの相談が無ければ始まりません。
お客様からいつでも相談してもらえるように、連絡先はきちんと伝えておくことが大切です。
名刺で連絡先を伝えておけば、その場で相談に繋がらなくても、後日連絡が入る可能性もあります。
また他の方に紹介してもらえることもあるでしょう。気軽に連絡できるように、名刺を渡す際は「いつでもご連絡くださいね」などと一声かけておくのもおすすめです。
FPが名刺を持つ3つのメリット
FPが名刺を持つメリットを3つご紹介します。
信頼関係の構築に繋がる
名刺で自分の情報を伝えて自己開示しておけば、お客様は安心してスムーズに話してくれるようになります。
また、資格や実績などFPと証明する情報は、「この人に任せたら間違いない」と信頼にも繋がります。
名刺だけで信頼関係が構築できるわけではないものの、良いきっかけとして使えるのはメリットです。
相談に繋がりやすくなる
名刺の必要性でもご紹介したように、連絡先をお客様に伝えておけば相談にも繋がりやすくなります。
口頭での挨拶だけでは連絡先まで覚えてもらえませんが、名刺は自宅に帰った後でも確認してもらえるからです。
名刺は自分の情報を伝えるだけでなく、営業ツールとしても活用できるのが大きなメリットと言えます。
資格の証明になる
名刺に所有資格を表記しておけば、FPであることを証明する要素としても使えます。
口頭での説明に加え、名刺でも資格をアピールしておきましょう。
ただし、表記方法については決まりがあるため、次項でご紹介する書き方を参考にしてみてください。
FPが名刺を持つ2つのデメリット
FPが、名刺を持つデメリットを2つご紹介します。
資格の表記方法に注意しなければいけない
FPの資格情報は、信頼に繋がる要素なので積極的に載せたいところですが、表記に注意が必要です。
「ファイナンシャルプランナー」とただ表記すればいいわけではなく、以下のように等級の表示が義務付けられています。
- 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)
- 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
- 3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
また、英語表記の場合は以下です。
・1st (2st・3st)grade Certified Skilled Professional of Financial Planning
省略したり、等級を書かずに表記するのはNGなので、作成時の参考にしてみてください。
()内の言葉は省略しても問題ありません。
信頼に繋がるように内容を工夫する必要がある
FPはお客様との信頼関係が重要なので、名刺の内容・デザインに工夫しなければいけません。
ただ情報を並べるだけでは良い名刺と言えないので、どんな内容を表記するのかなど工夫してください。
また、情報を詰め込みすぎるのも逆効果です。
見づらい名刺にならないように、すっきりとした余白も意識しましょう。
FPが名刺を作成する2つのポイント
実際に、どんな名刺を作成すれば良いのでしょうか。
ここでは、ポイントを2つご紹介します。
相手に与えたいイメージで名刺を作成する
名刺は、相手にどんなイメージを持ってもらいたいか考えて作成するのがポイントです。
たとえば、「親しみやすい人」と感じてもらいたい場合、すこし薄めの用紙を使用した名刺がおすすめです。
また、字体なども丸い雰囲気のものが良いでしょう。
反対に、「頼れる人」「まじめな人」と感じてもらいたい場合、厚みのある用紙や堅い雰囲気の字体がおすすめです。
名刺に使用する色などでも、相手に与えるイメージは変わるので、想像しながら作成してみてください。
メッセージ性のある内容を表記する
お客様からの相談を受けるためにも、名刺の裏面にメッセージ性のある内容を表記するのがおすすめです。
たとえば、「いつでもご相談ください」「〇〇のことならお任せください」など、相談しやすくなるような内容を表記しまましょう。
ただし、長々と表記すると見づらくなるため、短い内容を1~2行程度までに抑えてください。
FPにふさわしい名刺の種類2選
FPに合う名刺を2つご紹介します。
キャッチコピーやメッセージを表記した名刺
作成のポイントでもご紹介しましたが、キャッチコピーやメッセージを表記した名刺はFPにとってふさわしいと言えます。
1行程度の短い内容であっても、お客様にとっては相談に繋がる大切な情報だからです。
相談を迷っている方の背中を押せる可能性もあるため、スペースに余裕がある場合は表記してみてください。
誠実さが伝わる名刺
FPは、一人一人のお客様に寄り添う仕事なので、誠実さの伝わる名刺がおすすめです。
作成のポイントでご紹介した相手に与えたいイメージとプラスして、誠実さも意識してみてください。
弊社では、本来なら捨ててしまうような素材を再利用して作成した「エコ名刺」を多数扱っています。
第一印象を良くするだけでなく社会貢献にも繋がる名刺なので、誠実さを伝えるためにも活用してみてください。
まとめ
本記事では、FPにとって名刺が必要な理由と名刺を持つメリット・デメリット、作成するポイント、ふさわしい名刺をご紹介しました。
FPは、お金に関するプロとして個人や企業などさまざまな人と関わります。
お客様から相談をしてもらうためにも、積極的な名刺交換は欠かせません。
名刺をまだ持っていない方も、これから作成しようと検討している方も、ぜひ本記事を参考に素敵な1枚を作成してみてください。