就職活動で会社を訪問するときに、何を着ていけばいいか分からない。
会社訪問のときに何を着ていくかで、企業側の採用担当者の印象が変わることもあるため、事前に服装の選び方について知っておくべきです。
本記事では会社訪問時の服装に関する基本的なマナーや、適切なスタイルなどをご紹介します。
- 【パターン別】会社訪問のときの服装
- 会社訪問時の持ち物リスト
- 会社訪問のオフィスカジュアルの服装例
- 会社訪問での服装や身だしなみのマナー4つ
- 【季節別】会社訪問での服装のポイント
「オフィスカジュアルがよく分からない」という方もイメージしやすいように、具体的な服装例も挙げています。
また、男女別での服装のポイントや、季節ごとの注意点などもお伝えします。
自信をもって会社訪問時の服装を選べるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
【パターン別】会社訪問のときの服装
まずは、会社訪問をするときの服装の選び方を、以下の3つのパターンに分けて解説します。
パターン別に以下の3つです。
- 「スーツ指定」の場合はスーツ
- 「指定なし・服装自由」の場合はスーツかオフィスカジュアル
- 「私服」の場合はオフィスカジュアル
詳しく解説していきます。
「スーツ指定」の場合はスーツ
会社訪問の通達に「スーツ指定」とあった場合には、シンプルで洗練されたビジネススーツを選びましょう。
男女ともにスーツの色は、黒色や紺色の落ち着きのある色がおすすめです。
訪問時にたくさん歩く可能性を考慮し、リクルートスーツが良いでしょう。
また、男性の場合、革靴は黒色やダークブラウンを選び、必ず磨いておくことが大切です。
派手なデザインのネクタイは、印象が悪くなるためスーツと合わせてシンプルなデザインを選びましょう。
女性の場合、スーツ着用時にスカートの丈が短くないか、ストッキングが伝線していないか必ず確認します。
念のため予備のストッキングを用意しておくと安心です。 また、高すぎるヒールの靴は歩きにくいため、会社訪問時は避けた方が無難でしょう。
「指定なし・服装自由」の場合はスーツかオフィスカジュアル
「指定なし・服装自由」の場合でも、スーツかオフィスカジュアルを選び、ビジネスシーンにふさわしい服装を選びましょう。
オフィスカジュアルとは、ビジネススーツほど堅苦しくなく、カジュアルすぎない、バランスの取れた服装です。
男性の場合、シャツにジャケット、スラックスやチノパンを合わせると良いでしょう。 シャツは派手な柄や色は避けるべきです。
ジャケットはネイビーやグレーなどの落ち着いた色合いが無難で、素材も季節に合わせたものを選ぶと良いでしょう。
靴は革靴が基本ですが、少しカジュアルなローファーやダービーシューズを選んでも構いません。
靴の色は、黒やダークブラウンが無難でしょう。 女性の場合、ブラウスとジャケットでトップスを合わせ、スカートやパンツを選びます。
スカート丈は膝丈で、パンツはスラックスが適しています。 靴はヒールが低めのパンプスやフラットシューズが良いでしょう。
また、アクセサリーは控えめにして、全体的に清潔感と落ち着きのあるコーディネートを心がけると好印象を与えます。
「私服」の場合はオフィスカジュアル
「私服」の場合でも、基本的にはオフィスカジュアルが適しています。
私服といっても、Tシャツ短パン、サンダルなど、あまりにもカジュアルすぎる服装は避けましょう。
シャツやブラウスは無地や控えめな柄のものを選び、清潔感を重視します。 襟付きのシャツやきれいめのニットが無難な選択です。
ジーンズや短パンは避け、代わりにチノパンやスラックスを選びましょう。
色はネイビーやグレー、ベージュなど落ち着いたトーンが好まれます。
靴はスニーカーやサンダルは避け、革靴やローファーなどのきちんとしたものを選ぶと良いでしょう。
アクセサリーやバッグも過度な装飾は避け、シンプルで実用的なものを選ぶと良い印象を与えます。
また、ジャケットを羽織ることで、よりきちんとした印象をプラスすることができます。
これで安心|会社訪問時の持ち物リスト
会社訪問前に、慌てず持ち物を用意できるよう、以下の物を準備しましょう。
- A4が入るバッグ
- 会社の資料
- メモ帳またはノート
- ペン
- スケジュール帳
- ハンカチ
- 絆創膏
- 予備のストッキング(女性)
- 名刺
- 携帯電話
- 提出済みの履歴書やエントリーシート
会社の資料や、訪問時に資料をいただく可能性を考慮し、A4サイズが入るバッグが安心です。
訪問時に会社に提出する書類が出た場合に備えて、黒いボールペンを用意しましょう。
消すことができるフリクションペンは、企業に提出する書類を書くことはできませんので、注意です。
また、訪問時に次回の面接スケジュールを確認されることがあります。すぐに返答できるよう就職活動中は、スケジュール帳を持ち歩くようにしましょう。
会社訪問時は、たくさん歩くことが予想されます。パンプスでの靴擦れや伝線した場合に備えて、絆創膏やストッキングを用意すると安心です。
提出済みの履歴書やエントリーシートがない場合、記入済みの履歴書を持ち歩きましょう。
会社訪問時に、その場でエントリーシートを記入することもあります。その際、参考になるものを持っていると、すぐに記入できるので便利です。
会社訪問のオフィスカジュアルの服装例
オフィスカジュアルと言われても、具体的に何を着て行けば良いか分からないですよね。
- 男性の場合は、シャツとジャケットとパンツスタイル
- 女性の場合は、セットアップかシャツとボトムス
上記が好ましいです。詳しく説明します。
男性の場合はシャツとジャケットとパンツスタイル
襟付きのシャツが好ましいです。
デザインは無地やさりげないデザイン、控えめなストライプなどシンプルなものを選びましょう。
色は、黒色や白色といった色違いを用意しておくと、合わせやすくなります。
季節によって、ジャケットの素材は選びましょう。
ウールやウール混紡は、オールシーズン使える素材で、しわになりにくく、きちんとした印象を保てます。
1列のボタンが付いたシングルジャケットは、最も一般的で、ビジネスシーンに適したデザインです。
オーバーサイズやタイトすぎるものは避け、肩幅、袖丈、ウエストがぴったり合ったものを選びましょう。
チノパンやスラックスが一般的で、デニムは控えた方が無難です。
また、サイズが大きすぎるパンツを履いていると、だらしない印象を与えてしまうため自分のサイズに合うパンツを選びましょう。
女性の場合はセットアップかシャツとボトムス
セットアップとは、上下が揃ったスタイルのことで、ジャケットとスカート、またはジャケットとパンツで構成されています。
シンプルでシルエットがきれいなジャケットが基本です。
シングルボタンやダブルボタン、テーラードジャケットが一般的で、ビジネスシーンに適しています。
色はネイビー、ブラック、グレーなどの落ち着いた色がおすすめです。会社訪問では、派手な色は避けましょう。
スカートはジャケットと同素材、同色で合わせます。
膝丈か膝下丈のタイトスカートが一般的で、上品で清潔感のある印象を与えます。
パンツを選ぶ場合、スリムフィットやストレートのデザインが基本です。足のラインをきれいに見せ、ビジネスシーンでも動きやすいスタイルです
シンプルで清潔感のあるブラウスやシャツをインナーとして着用します。
白やパステルカラーが定番で、襟付きのシャツやノーカラーのブラウスなどが適しています。
会社訪問での服装や身だしなみのマナー4つ
会社訪問時の服装や身だしなみのマナーは以下4つです。
- 清潔感を重視する
- 不快感を与えない髪色や髪型にする
- メイクは控えめにする
- 髭は剃っておく
詳しく解説します。
清潔感を重視する
初対面では、清潔感がその人の第一印象を大きく左右します。
会社訪問時に着用する服にはシワがないようにアイロンをかけ、汚れやシミがついていないか確認します。
特に、襟や袖口などの細かい部分には注意しましょう。
服が自分の体に合っているかも大切です。大きすぎたり、小さすぎたりすると、だらしない印象を与える可能性があります。
自分の体型に合ったサイズの服を選び、スッキリとしたシルエットを心がけます。
また、靴は意外と見られているので注意が必要です。
汚れていたり、擦り減っていたりしないかを確認し、必要であれば磨いておくことが大切です。
持ち物も清潔に保ちましょう。バッグの中が整理されているか、書類がシワシワになっていないかを確認します。
特に書類を入れるフォルダーや名刺入れは、新しいものであれば、より良い印象を与えます。
不快感を与えない髪色や髪型にする
会社訪問時には、男女ともに自然な髪色が好まれます。
黒、ダークブラウン、ミディアムブラウンなど、元々の髪色に近い色が無難です。
金髪などの派手な色は、好ましくない印象を与える可能性があるため避けます。
また、髪色が不自然に退色していたり、根元が伸びている状態にしないことで、清潔感や自己管理能力をアピールできます。必ず確認しましょう。
そして髪型は整っていることが基本です。 髪の毛が顔にかかりすぎている、ぼさぼさになっている、寝ぐせが残っているといった状態は避けるべきです。 整髪料を使って、髪の毛がまとまっている状態を保つと良いでしょう。
女性の場合、髪をおろした状態は、だらしない印象を与えます。 ポニーテールやハーフアップにして、表情が見えやすいようにすると良いでしょう。
メイクは控えめにする
メイクはナチュラルメイクにしましょう。
派手なメイクは印象がよくないので避けるべきですが、ノーメイクもNGです。
控えめなナチュラルメイクのポイントは以下です。
肌のトーンを均一にし、自然なツヤを出すために、軽めのファンデーションやBBクリームを使用します。
カバー力が強すぎるものや厚塗りは避けましょう。
ベージュやブラウンなど、ナチュラルな色合いを選びます。
アイラインも細めにし、マスカラはほどほどにし、過度に強調しないようにしましょう。
軽めのピンクやベージュ系のチークを使い、健康的な肌色を演出します。
濃すぎる色は避けましょう。
自然な色合いを選び、艶感を出す程度にします。
濃い色や鮮やかな色は避け、ビジネスシーンでは控えめな色を心がけましょう。
髭は剃っておく
髭がある男性は、きちんと剃っておきましょう。
多くの企業では、ビジネスシーンにおける外見のルールがあり、整った身だしなみが求められます。
企業の文化や業界によっては、髭を生やしていること自体が不適切とされる場合もあるため、髭を剃っておくことが無難です。
会社訪問では髭がないことで清潔感を保ち、担当者に良い第一印象を与えます。
また、髭を剃っておくと自分の清潔さに自信が持てるようになり、会社訪問時の振る舞いにも良い影響が出るかもしれません。
一方で、髭を剃っていないと相手に不快感を与えかねません。失礼にあたらないよう、きちんと剃っておくことをおすすめします。
【季節別】会社訪問での服装のポイント
夏や冬は、一般的な就職活動の服装とは違うため、どうすればよいか迷うこともあるでしょう。
ここでは、季節ごとの会社訪問時の注意点を、以下の2つ解説します。
- 夏はクールビスでいいかを確認する
- 冬の防寒グッズはビジネスシーンにマッチしたものを選ぶ
詳しく解説していきます。
夏はクールビスでいいかを確認する
夏の場合は、会社訪問前に、クールビズを実施しているか必ず確認しましょう。
クールビズとは、夏の期間に職場で軽装を推奨する取り組みのことです。ノーネクタイやノージャケットが許容されます。
クールビズを実施している場合、ネクタイ着用は不要ですが、念のためジャケットを用意しておくと無難です。
クールビズが実施されていない場合、ネクタイ・ジャケットどちらも着用しましょう。
夏の暑い時期にジャケットやネクタイを着用すると、どうしても汗をかいてしまい、清潔感が損なわれる場合があります。綿・麻といった通気性のよい素材のものを選ぶのがおすすめです。
会社訪問は、自分を印象づける大切な機会です。
クールビズが実施されている場合でも、適度なフォーマル感を保ちつつも、相手に不快感を与えない軽装を選びましょう。
冬の防寒グッズはビジネスシーンにマッチしたものを選ぶ
冬の会社訪問時の防寒グッズは、ビジネスシーンにマッチしたものを選ぶことが重要です。
チェスターコートはウール素材だと暖かく、スーツの上に羽織るのにちょうど良い長さとスタイルです。
雨や雪の日にも使えるトレンチコートは、ビジネスカジュアルにも合わせやすいでしょう。
色は黒やネイビー、グレーなどの落ち着いた色を選ぶと、どんなコーディネートにも合わせられます。
柔らかく保温性の高いカシミアマフラーは、スーツやコートとの相性が良く、上品な印象を与えます。
コストパフォーマンスが良く、保温性もあるウールマフラーも、カジュアルにもビジネスにも対応できるのでおすすめです。
どちらもシンプルな無地や控えめなチェック柄が、ビジネスシーンで好まれます。
会社訪問時では、あらかじめコートやマフラーは脱いだ状態で訪問しましょう。
カジュアルな印象を与えるため、会社訪問時にブーツはNGです。
シンプルで統一感のある革靴が最適です。
まとめ
本記事では、会社訪問時の服装から持ち物リスト、マナーなどをご紹介しました。
以下まとめです。
- 訪問予定の会社から服装の指定がなかった場合、スーツかオフィスカジュアルが好まれる。
- 服装だけでなく、清潔感のある身だしなみを整えることも大切。
- 夏の訪問時はあらかじめクールビズで良いか確認し、注意して服装を選ぶ。
- 冬の訪問時の防寒グッズは、ビジネスシーンにマッチしたものを選ぶ。
しっかりと準備し、自信をもって会社訪問に臨みましょう。
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