鍼灸師に名刺は必要なのかな?上手く活用する方法を知りたい!
「名刺=ビジネスマン」というイメージは強いですが、鍼灸師にとっても名刺は必須のツールです。
記載する内容や活用方法を工夫すれば、自分の情報を伝えられるだけでなく、集客にも大きな効果を発揮してくれます。
そこで本記事では、鍼灸師にとって名刺が必要な理由やメリット、記載すべき内容、活用のポイントなどをご紹介します。
- 鍼灸師にとって名刺が必要な理由
- 鍼灸師が名刺を持つメリット
- 鍼灸師が名刺に記載すべき内容と活用のポイント
- 鍼灸師にふさわしい名刺の種類
名刺を作成するか迷っている方や、名刺を作ったけれど上手く活かせていないという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
鍼灸師にとって名刺が必要な3つの理由
鍼灸師は患者さんに施術を行うだけでなく、集客にも力を入れなければいけません。
名刺は3つの理由からも必要性が高いと言えるので、必ず用意しておきましょう。
自分や鍼灸院の情報をアピールするため
鍼灸師として仕事をしていくためには、自分のことや鍼灸院の情報を患者さんに知ってもらわなければいけません。
「自分は何者なのか」「どんな鍼灸院なのか」などをアピールして、正しい情報を伝える必要があります。
名刺には、名前や連絡先などの情報はもちろん、鍼灸院に関する情報も表記できるので、アピールの手段として有効です。
口頭の挨拶だけではすぐに忘れられてしまいますが、名刺を活用することで覚えてもらいやすくなります。
患者さんからの信頼を得るため
鍼灸師は患者さんの悩みを聞き出し、一人一人に寄り添った施術を行う仕事なので、信頼されているかどうかはとても重要です。
信頼を得るためには丁寧なカウンセリングだけでなく、鍼灸師資格やこれまでの経歴といった情報も伝える必要があります。
名刺にはこれらの情報もまとめて表記できるので、施術を受ける患者さんにとっては安心材料になります。
「この先生なら任せられる」と信頼を得られれば、顧客獲得にもつながるでしょう。
同業他社とのつながりを持つため
鍼灸師の交流会や勉強会などに参加する場合、同業他社と関わることも少なくありません。
そんな時、名刺があれば他の先生達とも名刺交換できるので、つながりが持てるようになります。
情報交換できたり、困っている時に相談できることもあるため、名刺を活用して同業他社とのつながりを持っておくのはとても大切です。
鍼灸師が名刺を持つ3つのメリット
「名刺の必要性は分かったけれど、実際に使ってメリットはあるの?」と感じている鍼灸師の方もいるでしょう。
ここでは、鍼灸師が名刺をもつメリットを3つご紹介します。
患者さんとの信頼関係ができる
名刺には、名前や連絡先といった基本的な情報だけでなく、鍼灸師資格やこれまでの経歴、施術に関する内容など、さまざまな情報を表記できます。
国家資格を所有している証明としても使えるので、患者さんからの信頼を得るきっかけになるのがメリットです。
鍼灸師は患者さんの体に直接施術を行う仕事なので、信頼関係が最も重要と言って過言ではありません。
患者さんから信頼される鍼灸師になれるよう、技術に加えて名刺も上手く活用してください。
リピーターを獲得できる
名刺で自分のことを覚えてもらい、信頼関係を構築できれば、患者さんは「次もこの先生にお願いしたい」と感じるようになります。
鍼灸師としての技術はもちろん必要ですが、患者さんに覚えてもらえなければリピートしてもらえません。
名刺を活用することできっかけを作り、リピーターの獲得に繋げられるのは大きなメリットと言えるでしょう。
同業他社との人脈が拡がる
必要性でもご紹介したように、交流会や勉強会などの場で名刺交換をしておけば、同業他社との人脈を拡げられるのがメリットです。
人脈があれば、鍼灸師に関する情報交換や鍼灸院の開業・運営に関する相談などもできるため、自分自身のレベルアップにもつながります。
鍼灸師が名刺に記載すべき内容
鍼灸師の名刺には、名前や連絡先などの基本的な情報に加え、記載すべき内容がいくつかあります。
名刺で信頼を得たり集客につなげるためにも、参考にしてみてください。
鍼灸師資格
繰り返しになりますが、鍼灸師資格は信頼につながる情報です。
そのため、鍼灸師資格に関する情報を正しく表記してアピールできるようにしましょう。
たとえば、鍼灸師資格をいつ取得したのか、取得してからどんな活動をしてきたのかが表記してあれば、患者さんにとって良い判断材料になります。
書きすぎると見づらくなってしまうので工夫は必要ですが、鍼灸師としての実力を伝えられる情報でもあるので、積極的に表記するのがおすすめです。
SNS・ホームページ情報
SNSやホームページを運営している場合は、合わせて表記してください。
名刺の限られたスペースでは表記できる情報も限られるので、SNSやホームページで確認してもらうのが有効です。
QRコードに変換して載せておけば、患者さんもさっと読み取れるので、見てもらいやすくなるでしょう。
最寄駅からの地図
裏面にスペースがある場合は、最寄駅からの地図を載せるのも有効です。
スマートフォンなどからも地図を確認できますが、名刺の裏面に載せておけば検索をせずにさっと確認できます。
すぐ覚えられる場所にある場合は必要ありませんが、少し分かりづらい場所にある場合は、最寄り駅からの行き方があると親切です。
鍼灸師が名刺を活用する3つのポイント
鍼灸師の名刺は、活用次第で集客ツールにもなります。
ここでは具体的に3つのポイントをご紹介しますので、取り入れやすい方法を試してみてください。
施術内容をアピールする
名刺の表面には自分の情報、裏面には鍼灸院の施術内容などを表記して患者さんにアピールするのがおすすめです。
施術内容を載せておけば、「次回は〇〇を施術してもらいたい」など再来院につながる可能性が高まります。
また、患者さん自身が他の方に紹介してくれて、新規の来院につながることもあるでしょう。
鍼灸師としての技術は欠かせませんが、名刺を上手く活用すれば来院者数の増加にも活かせます。
メッセージ性のある内容を表記する
施術内容などと合わせて、メッセージ性のある内容を表記するのも方法の1つです。
たとえば、「腰痛でお悩みの方はお任せください」や「美容鍼灸も対応しています」など患者さんに推したい情報を表記します。
また、趣味や好きな食べ物など、プライベートな情報を表記するのも有効です。
鍼灸師は患者さんとの距離感が近いので、親近感を持ってもらえるかどうかも大切です。
メッセージ性のある内容が表記してあれば、名刺からも人柄を感じられるので、スペースに余裕のある場合は取り入れてみてください。
次回につながるお得情報を盛り込む
1度来院した患者さんに次回も来院してもらうには、お得情報を名刺に表記するのがおすすめです。
たとえば、「次回ご来院で施術〇割引」や「お友達のご紹介で〇割引」などお得に施術を受けられるように割引を表記しておきます。
また、裏面をポイントカードのように活用し、来院の度にポイントが貯まるシステムにするのも1つの手です。
鍼灸院は基本的に健康保険適用外なので、続けて来院してもらうためにはお得と感じられる情報も必要です。
技術面と合わせて、名刺の表記内容も工夫してみてください。
鍼灸師にふさわしい名刺の種類2選
鍼灸師にふさわしい名刺を2種類ご紹介します。
どちらも相手の印象に残りやすい名刺なので、表記すべき内容や活用ポイントと合わせて知っておいてください。
似顔絵や顔写真入りの名刺
似顔絵や顔写真を名刺に載せておけば、受け取る相手にインパクトを与えられるため、覚えてもらいやすくなります。
また、親近感も感じられるので、患者さんとの関係を構築しやすくなるのが特徴です。
どんなテイストの似顔絵を載せるのか、どんな表情の写真にするのかで印象は異なるので、相手にどう思ってもらいたいのか考えて取り入れてみてください。
エコ素材を活用した名刺
エコ素材を活用した名刺は、見た目・質感が普通の名刺とは大きく異なります。
使用している素材に合わせてロゴなども載せられるため、受け取る相手の目を惹くのが特徴です。
たとえば、バナナの茎を再利用してできたバナナペーパーは、全体的に淡い黄色をしており、可愛らしいバナナのロゴマークを表記できます。
また、桜の木を使用した桜ペーパーや竹を使用した竹ペーパーなど、繊維が感じられる温かい雰囲気の用紙もあります。
エコ名刺はコミュニケーションのきっかけにもなるので、患者さんとの関係が重要な鍼灸師にふさわしい名刺です。
まとめ
本記事では、鍼灸師に名刺が必要な理由やメリット、記載すべき内容、活用のポイントをご紹介しました。
鍼灸師にとって名刺は、患者さんとの良好な関係づくりや集客に活用できる大切な営業ツールです。
専門的な技術や知識ももちろん必要ですが、名刺を活用することで効率よく集客できます。
ただ、名前や連絡先を載せただけの名刺では効果を発揮できないので、ご紹介した内容を参考にデザインを工夫してみてください。
患者さんからの信頼を得て集客につなげるためにも、魅力的な名刺を作成しましょう。