インストラクターとしての名刺を作りたいけど、どうやって作ればいいんだろう。
インストラクターであれば、名刺を持ちましょう。また、単に持つだけではなくより多くの仕事をもらうためには、他のインストラクターと差がつく名刺である必要があります。
インストラクターは星の数ほどいますが、売れっ子になるのはごくわずか。指導や実力の差があるのかというと、実はほとんどありません。
企業やお客様に指名されるかどうかは、相手の印象に残るかどうかが決め手なのです。
そこで本記事では、インストラクターが持つべき名刺と、他の人と差別化を図るためのアイデアをご紹介します。
- インストラクターも名刺を活用して営業をしよう
- インストラクターの名刺を圧倒的に差別化する5つのアイデア
- インストラクターが名刺を作る方法
インストラクターとしてどんどんお仕事を取っていきたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
インストラクターも名刺を活用して営業しよう
インストラクターといっても教える内容はさまざます。
- ピラティス
- ジム
- ヨガ
- セラピストなど
どのようなジャンルで指導を行うにせよ、仕事を獲得する上でもっと大切なのは「顔」「と「名前」を覚えてもらうこと。つまり、相手の印象に残すことが最初の一歩となるのです。
フリーのインストラクターなら圧倒的な差別化を狙うべき
もしあなたがフリーのインストラクターなら他者との差別化は避けられません。
冒頭でもお伝えしたとおり、あなたの同業であるインストラクターはごまんといます。その中の競争に勝ち抜いてはじめてお仕事が得られるのです。
ひょっとしたら、指導レベルにおいてはあなたの方が優秀かもしれません。しかし、最初の名刺交換で相手の印象に残らなかったら、その指導力は宝の持ち腐れになってしまいます。
つまり、名刺交換の時点で同業他社と差別化が行えてはじめて、仕事を獲得できるようになります。
おしゃれな名刺だとセンスが良い印象を与えられる
「錯覚資産」という言葉を聞いたことはありますか。
錯覚資産とは、人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚のことです。
つまり、実力がある人ではなく、実力があると周囲に思わせることができる人が評価されるというものです。
たとえば、文字だけの名刺と、イラストやロゴ、さらには名刺の肌触りまでこだわった名刺を受け取った場合、どちらの方が印象に残りやすいでしょうか。
言うまでもなく後者ですよね。ですので、名刺一枚をとっても、その中でセンスや価値観を存分に伝える必要があるのです。
インストラクターの名刺を圧倒的に差別化する6つのアイデア
ここからは、他のインストラクターと差をつける具体的な方法についてご紹介をしていきます。いきなりすべてがを行う必要はありません。
ひとつでもよいので、できそうなものがあれば実行してみてください。
1.一番伝えたい内容を強調する
まずは、自身の強みを記載しましょう。「他のインストラクターとは一味違いますよ」ということをアピールするのです。
たとえば、「本場NYで10年修行した」ということでも十分差別化は図れますよね。
このとき大切なのは相手目線でどう見られるかということです。
名刺は単なる自慢をするためのツールではありません。あくまで、その先のお客様を見据えて「この人がウチのジムにいてくれたら入会が増えそうだな」と思ってもらえることが大切です。
つまり、名刺を渡す相手にとってどのようなことがメリットがあるのかを打ち出しましょう。
2.オリジナルのロゴやデザインで印象に残そう
意外と差がつくのが、ロゴなどのデザインの部分です。
なぜなら、文字と画像(図や絵)では伝えられる情報量がまったく違ってきます。
たとえば、1分間に伝えられる情報量として、文字だけであれば300字程度ですが、画像であれば2,000字ほどの情報を伝えられると言われています。
つまり、相手に印象を残すのであれば、文字よりも画像の方が優れているということです。
3.SNSアカウントの他にフォロワー数を記載する
もしSNSに注力をしているのであれば、リンクやフォロワー数を記載するのもおすすめです。
Twitter、Instagram、tiktok、YouTubeなど、とくに成果が出ているものを記載しましょう。
また、SNSのアカウント名が記載している名刺をときどき見かけますが、これはNGです。
相手がわざわざ手間をかけてアカウント名を入力してくれるとは限りません。相手のストレスを減らすためにもSNSのリンクはQRコードにしておくのがベストです。この些細にな違いが相手への印象を大きく左右します。
URLなどのリンクをQRコードに変換する方法は以下の記事で詳しく解説をしています。
4.名刺の裏に実績を箇条書きして安心感を与える
実績は仕事を獲得していく上で何よりの武器です。
自身が保有している資格、これまでのインストラクター歴、指導してきた人数を記載しておきましょう。
このとき、だらだらと文章で書く必要はありません。返って読みづらくなるだけです。
実績はわかりやすく箇条書きで伝えれば十分。名刺を渡した際に実績について聞かれたら、具体的に応えてあげれば大丈夫です。
5.外国人向けもアピールするなら得意言語も載せる
仮にあなたが外国語に精通しているなら必ず記載しておきましょう。
ネイティブである必要はありません。外国の方に指導をしたという実績を掲載するのもいいでしょう。
意外なところか仕事につながるかもしれませんよ。
6.質感にこだわった素材を使用する
通常の紙製の名刺とは異なり、金属やプラスチック、木製などの特殊な素材を使うことで、手に取った瞬間から他の名刺とは異なる存在感をアピールできます。
制作費用を抑えるために、なるべく安い用紙にする方も多いですが、それでは他の大勢のインストラクターと一緒ということになってしまいます。
名刺は高くても1枚で缶コーヒー1杯以下です。コーヒー1杯の投資が相手に印象を残し、新しい仕事へつながるための手助けとなるのであれば、決して高いとは思わなくなるはず。
質感にこだわることは名刺での差別化を図るためのもっとも簡単な方法のひとつです。
インストラクターの名刺を作る方法3選
名刺に記載すべき内容が決まったら、どこで作るのか?ですよね。名刺を作る方法は、以下の3つです。
- ネット上のフリー素材を利用する
- ココナラなどのクラウドサービスで作ってもらう
- 名刺業者に頼む
それでは、順番に解説をしていきます。
ネット上のフリー素材を利用する
ネットのフリー素材を使えば、名刺のデザインを作ることができます。
たとえば、デザイン制作のツール「canva」であれば名刺のデザインがすでに用意されているので、デザインに自信がない人でもテンプレートから選んで作成をすることができます。
ただし、すでに多くの人が利用しているのでテンプレートをそのまま利用してしまうと、他のインストラクターとまったく同じデザインになってしまう可能性は否定できません。
また、あくまでcanvaができることはデザインのみです。ですので、名刺にするためには別途、印刷をしてくれる業者を探す必要があります。
クラウドソーシングで作ってもらう
クラウドソーシングとは、ネットで仕事を依頼できるサービスサイトをいいます。
クラウドソーシングを使えば、デザインの専門家に直接、名刺のデザインを依頼することもできます。
たとえば、ココナラというサービスでは、数多くのデザイナーから自分の好みにあったデザインをしてくれそうな人を選んで依頼ができるようになっています。
ですので、知り合いにデザインができる人がいなくてもすぐに依頼をすることができます。
なお、クラウドソーシングに登録している人は現役のプロの方から駆け出しの方までさまざまです。
制作の費用もデザイナーによってさまざまですので、「なるべく費用を抑えたら思っていたのと違う仕上がりだった」ということにならないように、自分で責任を持ってデザイナーを選ぶ必要があります。
名刺業者に頼む
名刺を作るのに慣れていないのであれば、名刺業者に依頼をするのが一番です。
ほとんどの場合、デザインから素材選び、印刷、納品まで一貫して行っていますので、ひとつのサイトで名刺を作成することができます。
ただし、デザインや素材については細かい部分まで調整をしてしまうと、制作費用が高くなってしまうことも。デザインにこだわりたい場合は、他のサイトでデザインを用意してから印刷を依頼すると安くなる場合もあります。
丸吉日新堂印刷では、素材の無料サンプルを提供しております。実際の質感をご確認いただいた上で、ご注文いただけますので、ぜひご利用くださいませ。
インストラクターの名刺に関するよくある質問
では最後に、インストラクターの名刺に関してよくある質問をご紹介していきます。
お金がないのでフリー素材で名刺を作っても良いですか?
フリーの素材でも大丈夫です。ただし、先述のとおりフリーの素材ですと他のインストラクターと被ってしまう可能性があります。
最初からすべてオリジナルのデザインをする必要はありませんが、ロゴを入れる、イメージカラーを変えるなど、少しでも自分らしさが伝わる名刺にするのがおすすめです。
まとめ
今回は、インストラクターの方にふさわしい名刺の特徴と作り方についてご紹介しました。
繰り返しになりますが、インストラクターとして仕事が取れるのは実力の違いではありません。相手への印象の違いです。その印象を強く相手に残す武器こそが「名刺」なのです。
今回、ご紹介した内容を参考に、売れっ子インストラクターとしてご活躍いただけることを願っております。