名刺の裏面にはどんな情報を表記すればいいのだろう?
名刺を作成する際、表面には名前などの基本的な情報を表記しますが、裏面は白紙のままにしている方も多いのではないでしょうか。
名刺デザインに決まりはないので白紙がいけないわけではないものの、せっかくのスペースを活用しないのは大変もったいないです。
そこで本記事では、名刺の裏面を活用すべき理由とメリット、活用のポイントを解説します。
- 名刺の裏面を活用すべき理由とは?
- 名刺の裏面活用で得られる4つのメリット
- 名刺の裏面活用3つのポイント
- 名刺の裏面活用アイデア7選
実際に裏面活用のアイデアもご紹介していますので、裏面が白紙の名刺を使っている方や裏面のデザインに迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
名刺の裏面を活用すべき理由とは?
名刺には会社名や名前、連絡先といった情報を表記し、自分のことを相手に覚えてもらう目的があります。
しかし、これらの情報だけでは相手の印象に残りづらく、時間とともに忘れられてしまいます。
とくに、ビジネスマンの場合は日々多くの人と名刺交換を行うため、「この人誰だったかな?」と名刺を見ても思い出せないことは少なくありません。
そこで重要になるのが、名刺裏面の活用アイデアです。
裏面を目的に合わせて上手く活用すれば、相手の印象に残りやすくなったり、興味をもってもらえるなどの効果があります。
名刺交換から時間が経っても、名刺を見れば「〇〇さんの名刺だ」と思い出してもらえるでしょう。
「名刺交換をしてもその後の関係が続かない」といった悩みを持っている方は、名刺を上手く活用できていない可能性もあるため、裏面に注目する必要があります。
名刺の裏面活用で得られる4つのメリット
名刺の裏面を活用するからこそ得られるメリットを4つ解説します。
伝えられる情報量が増える
名刺の裏面を活用すればスペースは2倍になるため、その分相手に伝えられる情報量も増えるのがメリットです。
表面だけでは伝えられる内容が限られ、無理に多くの情報を載せると見づらい名刺になってしまいます。
見づらい名刺は伝えたい情報が届かないだけでなく、相手からの印象も悪くなってしまうため、裏面にも情報を分けてすっきりとした名刺を作成するのがおすすめです。
顧客の獲得や契約につながる
名刺に表記する情報には特別な決まりがなく、表面・裏面ともに自由に載せられます。
そのため、相手から信頼を得られる情報や、興味を持たれる情報などを上手く載せておけば、顧客の獲得・契約につながるのがメリットです。
名刺には自己紹介ツールとしての役割だけでなく、渡す相手との関係をプラスにする目的もあるため、どんな情報を表記すれば良いか吟味して裏面をデザインしてください。
周りとの差別化を図れる
名刺の裏面を活用すれば載せられる情報が増えるため、よりオリジナル度の高い名刺を作成可能です。
たとえば、裏面に所有資格や趣味など個人的な情報を載せることで、自分のことを相手に覚えてもらいやすくなります。
また、商品やサービスの情報を載せておけば、名刺交換をきっかけに興味を持ってもらえることもあるでしょう。
裏面に載せる情報次第で印象が変わり、周りとの差別化を図れるのは大きなメリットと言えます。
ビジネスチャンスが広がる
裏面を上手く活用して周りとの差別化ができれば、自分のことを相手に覚えてもらいやすくなるため、新たなビジネスにつながる可能性もあります。
名刺交換時は挨拶だけで終わったとしても、名刺を確認して後日連絡をもらえることもあるでしょう。
名刺に記載してある情報が多ければ相手の印象にも残りやすくなるので、裏面の活用はビジネスチャンスを広げることにもつながります。
名刺の裏面活用3つのポイント
名刺の裏面を活用する際は、3つのポイントがあります。
ただ情報を載せるだけでは、周りとの差別化やビジネス拡大につながらないので意識しておいてください。
基本的な情報は全て表面に表記する
名刺の表面・裏面ともに、表記すべき内容に決まりはありません。
しかし、以下の内容は表面に表記すべきと言えます。
- 会社名
- 部署名
- 肩書き
- 名前
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
名刺で一番大切なのは自分の名前なので、名刺交換時にすぐ確認してもらえるよう、表面に分かりやすく表記するのがポイントです。
また、会社名や役職、連絡先などの情報も一目で分かるように、表面に表記してください。
他の情報は裏面に表記し、名刺交換時は「よろしければ裏面の事業内容も確認してみてください」などと伝えておくと、相手もきちんと確認してくれます。
裏面活用の目的を明確にする
裏面に情報を載せる前に、活用の目的を明確にしておくのもポイントの1つです。
たとえば、「相手からの信頼を得て、成約につなげたい」という場合、事業内容や過去の実績などを表記するのがおすすめです。
また、「インパクトを与えて、集客につなげたい」という場合、自分の趣味やキャッチコピーなど仕事とは関係のない情報を盛り込んで、面白い人と印象付けるのも有効です。
相手にどう思われたいか、名刺をきっかけにどうなりたいのか考えて表記内容を決めれば、より効果の高い名刺を作成できます。
情報を詰め込みすぎない
裏面を活用してスペースが増えたからと言って、情報を詰め込みすぎるのは良くありません。
裏面活用の目的に合わせて、必要な情報だけに絞って表記するのがポイントです。
情報を詰め込みすぎると雑多な印象になってしまうため、余白を十分に取りながらレイアウトしましょう。
名刺の裏面活用アイデア7選
実際に名刺の裏面活用のアイデアを7つご紹介します。
目的に合わせて名刺に取り入れてみてください。
1.事業内容や商品・サービスの情報を表記する
会社の情報や取り扱いについて詳しく知ってもらいたい場合は、裏面に事業内容や商品・サービスの情報を表記するのがおすすめです。
箇条書きで表記したり、商品の場合は写真を掲載しても良いでしょう。
スペースは限られるため、表記するのは注目してほしい情報だけに留め、残りはWebサイトなどで確認してもらうのがポイントです。
QRコードなどに変換し、さっと確認してもらえるようにしてください。
事業内容や商品・サービスの情報を表記しておけば、簡単な営業資料としても使えます。
2.過去実績や経歴を表記する
自分自身の営業成績を伸ばしたい場合、過去実績や経歴を表記するのもアイデアの1つです。
過去実績や経歴を表記しておけば、これまでどんな業務に携わってきたのかが一目で分かるため、相手からの安心・信頼につながります。
とくに、フリーランスなど個人で活動されている方は、信頼を得られるかどうかで仕事量は大きく変わるため、過去実績や経歴を表記するのがおすすめです。
3.自己紹介を表記する
自分のことを知ってもらい、相手との関係を深めていきたい場合は、自己紹介を表記するのがおすすめです。
たとえば、趣味や好きな食べ物、休日の過ごし方など、あえて仕事とは関係のないプライベートな情報を表記すると良いでしょう。
名刺を見た相手が、くすっと笑えるような内容を表記しておくことで、印象に残りやすくなります。
ただし、職種によっては合う・合わないが別れるため、自己紹介を表記する場合は確認が必要です。
BtoCと比較的相性が良いと言えます。
4.Webサイト・SNSのアカウントを表記する
WebサイトやSNSを運営している場合は、URL・アカウントを表記しておくと良いでしょう。
先程もご紹介したように、すぐに読み取れるQRコードに変換して表記するのがポイントです。
WebサイトやSNSアカウントが複数ある場合は、目次サイトを作成してまとめておくとよりチェックしやすくなります。
5.英語で基本情報を表記する
海外企業とのやり取りがある場合は、裏面を英語表記にしておくのがおすすめです。
表面に日本語と英語の両方を表記すると見づらくなってしまうため、表面は日本語・裏面は英語と分けて表記します。
表と裏で使い分けておけば、日本語・英語の名刺を2種類持ち歩く必要もありません。
また、デザインとしてもおしゃれな印象になるでしょう。
6.クーポン情報を表記する
小売店や飲食店、美容室、サロンなどの場合は、裏面にクーポン情報を表記するのがおすすめです。
たとえば、「次回ご来店で〇%OFF」や「名刺をご持参で1品プレゼント」などと表記しておけば、名刺をきっかけに集客ができるようになります。
クーポン情報を表記しておけば来店にもつながりやすくなるため、効率よくリピーター・顧客の獲得が可能です。
7.メモ欄を設ける
情報を表記するのではなく、メモ欄を設けるのもアイデアとして有効です。
罫線などを引いてメモ欄だと分かるようにしておいてください。
相手にメモ欄として使ってもらうだけでなく、手書きのメッセージを記入してから渡すのもインパクトがあっておすすめです。
ただし、相手の目の前で名刺に記入するのはマナー違反にあたる行為なので、事前に準備しておきましょう。
まとめ
本記事では、名刺の裏面を活用すべき理由やメリット、活用のポイント、裏面活用のアイデアをご紹介しました。
名刺の裏面を活用すれば情報量が増えるため、顧客獲得や成約につながりやすくなったり、周りとの差別化にもつながります。
達成したい目的を定めたら、適したデザインを裏面に施してみてください。
名刺をビジネスに役立てられていないと悩んでいる方も、裏面活用アイデアで次第に改善できるはずです。