美容師に名刺は必要なの?
名刺を持つなら、どんなデザインがいい?
美容室は全国に25万軒を超える店舗があるとされており、顧客獲得のための競争が激化しています。
厳しい現状の中で顧客を効率よく獲得していくためには、名刺を上手く活用するのが効果的です。
そこで本記事では、美容師に名刺が必要な理由や、名刺を持つメリット・デメリット、活用するポイント、美容師にふさわしい名刺を解説します。
- 美容師に名刺が必要な2つの理由
- 美容師が名刺を持つことによるメリットとデメリット
- 美容師が名刺を活用する3つのポイント
- 美容師にふさわしい名刺の種類3選
まだ名刺を持っていない方やどんなデザインにするか迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
美容師に名刺が必要な2つの理由
「ショップカードだけで、個人の名刺は作っていない」という美容師の方もいると思いますが、美容師に名刺は必ず必要です。
ここでは、美容師に名刺が必要な理由を大きく2つご紹介します。
お客様に自分のことを覚えてもらうため
美容師の方の多くは、お客様のカットなどを始める前に自己紹介をすると思います。
しかし、口頭での自己紹介ではお客様に正確な情報が伝わらず、覚えてもらいづらいです。
その点名刺があれば、口頭での情報に加えて視覚からの情報もあるため、自分のことを正確に伝えられます。
また、施術が終わった後も名刺を見返して確認できるため、お客様に覚えてもらいやすくなるでしょう。
美容師にとって名刺は、サロン名や名前、連絡先といったさまざまな情報を伝えられる、重要な自己紹介ツールです。
他の美容師との差別化を図るため
冒頭でもご紹介したように、美容室の増加に伴い顧客獲得競争は激化しています。
他の美容室・美容師と差別化を図って、顧客を効率よく獲得していくためにも名刺は必要です。
名刺には名前などの基本的な情報に加えて、資格や顔写真、メッセージといった情報も表記できるため、工夫次第で他の美容師との差別化を図れます。
特徴のある名刺を作成しておけば、お客様の印象にも残りやすくなり「あの美容師さんにまたお願いしよう」と思ってもらいやすくなるでしょう。
美容師が名刺を持つ3つのメリット
美容師が名刺を持つメリットを3つご紹介します。
お客様の印象に残りやすくなる
初めてのお客様に自己紹介をする際、名刺で情報をきちんと伝えておけば覚えてもらいやすくなります。
また、名刺の内容次第ではインパクトを与えられるため、印象にも残りやすくなるでしょう。
名刺の必要性でもご紹介したように、美容師として顧客を獲得していくためには、自分のことを覚えてもらわなければいけません。
美容師としての技術はもちろん必要ですが、名刺でお客様の印象に残りやすくなるのは大きなメリットと言えます。
親近感・信頼感を与えられる
名刺の内容次第で、お客様に親近感や信頼感を与えられるのもメリットの1つです。
たとえば、顔写真や一言メッセージを表記しておけば、お客様はあなたに対して親近感を覚えます。
また、施術に関する資格を表記しておけば、「この美容師さんに任せれば間違いない」と信頼感を得られるでしょう。
名刺の表記内容に特別な決まりはないため、基本的な情報以外は自由に工夫するのがおすすめです。
内容を工夫しておけば、次回の施術にも繋がりやすくなります。
リピーターを増やせる
お客様は自宅に帰った後でも名刺から情報を確認できるため、再来店に繋がる可能性は高まります。
名刺はきっかけにすぎませんが、自分のことを印象付けて親近感・信頼感を与えられれば、リピーターを増やすことも可能です。
美容師が名刺を持つ2つのデメリット
美容師が名刺を持つデメリットを2つご紹介します。
名刺を渡す際のマナーに注意が必要
名刺をお客様に渡す際は、マナーに気を付ける必要があります。
ビジネスマンのように細かいマナーが求められるわけではないものの、お客様の失礼にならないように注意しましょう。
たとえば、以下のマナーに気を付けてください。
- お客様の目を見て渡す
- 両手で渡す
- 名刺入れを使う
美容師に限ったことではありませんが、お客様の目を見て両手で渡すのは名刺交換で最も大切と言えます。
また、名刺をポケットなどから取り出すと、汚れや折れの原因になってしまうため、おすすめできません。
施術中に名刺入れを持っておくのが難しい場合は、施術後の落ち着いたときに渡すのも有効です。
名刺を自分の分身として丁寧に渡せば、相手からの印象も良くなるため注意してみてください。
名刺のデザインによっては印象を損なう可能性も
美容師はお客様の髪を美しくする仕事なので、センスが求められます。
自身の髪型や服装も大切ですが、名刺のデザインがイマイチであればお客様の印象を損なうこともあるでしょう。
ただ文字を並べるだけではセンスの良い名刺とは言えないため、フォントや文字の大きさ、色合いなど、細かいところまで考えてデザインする必要があります。
美容師が名刺を活用する3つのポイント
実際に、美容師の名刺はどのように活用すれば良いのでしょうか。
ここでは、ポイントを3つご紹介します。
施術に関連する所有資格を表記する
美容師免許に加えて施術に関連する資格がある場合は、名刺にも積極的に表記しましょう。
たとえば、「ヘアケアマイスター認定者」「パーソナルカラリスト検定〇級」などは、施術にあたってプラスになる情報です。
お客様からの信頼にも繋がるため、正確に表記してください。
趣味などプライベートな内容を表記する
名刺に趣味などのプライベートな内容を表記するのもおすすめです。
たとえば、休日は何をして過ごしているのか、好きな食べ物は何かなど、美容師に全く関係がない内容でも問題ありません。
お客様は、プライベートな内容を見て親近感を覚えるため、名刺をきっかけに会話が盛り上がる可能性もあります。
情報を詰め込みすぎるのは良くないので、裏面などにスペースがある場合は表記してみてください。
SNSアカウントを表記する
SNSは若い世代を中心に多くの人が利用しているため、運営しているアカウントがある場合は表記しておくのも有効です。
自身が施術した写真をアップしておけば、名刺から確認してもらえるため「次回はこの髪型にしてもらいたい」と再来店に繋がりやすくなります。
アカウントは、各アプリからQRコードを取得して載せることも可能です。
QRコードについては以下記事でもご紹介していますので、参考にしてみてください。
美容師にふさわしい名刺の種類3選
美容師にふさわしい名刺デザインを3つご紹介します。
キャッチコピー入りの名刺
キャッチコピー入りの名刺は、受け取ったお客様の印象に残りやすくなるためおすすめです。
たとえば、「骨格に合わせて似合う髪型をご提案します」「イメージ通りのカラーを再現します」など、お客様が目を惹く内容を考えて表記してみてください。
キャッチコピーは、印象に残りやすいだけでなく、自分の得意分野をアピールすることにも繋がる大切な要素です。
顔写真入りの名刺
名刺に顔写真を載せておけば、名前と顔が一致するため覚えてもらいやすくなります。
また、親近感も与えられるため、スペースに余裕のある場合は載せるのがおすすめです。
顔写真に抵抗がある場合は、似顔絵を載せる方法もあるため検討してみてください。
用紙や印刷を工夫した名刺
名刺に表記する内容だけでなく、用紙や印刷方法を工夫するのも有効な手段の1つです。
たとえば、ナチュラルな雰囲気にしたい場合、名刺用紙はクラフト紙や繊維が感じられるエコ用紙がおすすめです。
また、華やかな印象にしたい場合、エンボス加工を施したり、箔押し加工も合うでしょう。
用紙や印刷方法はさまざまな種類があるため、どんなデザインに仕上げたいか考えて選んでみてください。
まとめ
本記事では、美容師に名刺が必要な理由や、名刺を持つメリット・デメリット、活用するポイント、美容師にふさわしい名刺を解説しました。
他の美容師との差別化を図って顧客を獲得していくためにも、名刺は上手く活用する必要があります。
センスが問われる美容師だからこそ名刺のデザインに工夫は必要ですが、自分に合う1枚を作成してみてください。