名刺にQRコードを載せるとどんなメリットがあるの?
QRコード入りの名刺ってどうやって作るの?
QRコード決済やショップでの会員登録など、身近なところでQRコードを使用する機会が増えていますが、名刺にもQRコードを載せられるのはご存じですか?
限られたサイズの名刺だからこそ、QRコード入りにするメリットがたくさんあり、使用している方が増えています。
そこで本記事では、名刺にQRコードを載せるメリットやQRコード入りの名刺の作り方、作成時の注意点をご紹介します。
- 名刺にQRコードを載せるメリット
- QRコード入りの名刺の作り方
- 名刺にQRコードを載せる際の注意点
名刺のQRコードについて知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
名刺にQRコードを載せる4つのメリット
名刺にQRコードを載せる方が増えています。QRコードを載せるメリットは次の4つです。
- 名刺では載せきれない情報を伝えられる
- 入力の手間がかからない
- 見た目をスッキリさせられる
- オンライン上でもやり取りできる
1つずつみていきましょう。
名刺では載せきれない情報を伝えられる
名刺は限られたサイズの中に、社名、名前、電話番号、メールアドレスなどさまざまな情報を載せるため、伝えたい情報を全て載せてしまうと見づらい名刺になってしまいます。
QRコードを載せておけば見やすさを損なわず、相手にアクセスしてもらうことでたくさんの情報を伝えられるため、スペースが限られた名刺にはとても有効です。
たとえば、会社のWebページやブログ、商品・サービス内容、会社の地図情報などもQRコードにして載せられます。
また、個人の詳しいプロフィール情報やメッセージなども載せられるため、通常の名刺よりも相手に自分のことを覚えてもらいやすくなるでしょう。
名刺にQRコードを載せておけば、たくさんの情報を伝えられるだけでなく、相手に自分のことを印象付けられるのがメリットです。
入力の手間がかからない
名刺に会社のWebページやSNSアカウントなどのURLを載せていても、直接打ち込むのは手間がかかるため、見てもらえない可能性が高いでしょう。
見てほしいから載せているのに、ほとんどアクセスしてもらえないと悩んでいる方も少なくありません。
QRコードであれば、読み込むだけで相手がURLを直接入力する必要がないので、気軽にアクセスしてもらえるようになります。
見た目をスッキリさせられる
あれもこれもと情報を載せてしまうと、名刺の見栄えが悪いだけでなく相手からの印象も悪くなりかねません。
社名や名前、連絡先など、必要最低限の情報だけを名刺に載せて、他の情報はQRコードにすることで、名刺の見た目をスッキリさせられます。
オンライン上でもやり取りできる
近年、在宅勤務が増えたこともあり、取引先との会議や商談などをオンラインでする企業が増えています。
オンラインだと名刺交換はできませんが、名刺のQRコードを画面に表示して読み取ってもらうことで、リアルタイムで情報を伝えることが可能です。
QRコード入りの名刺の作り方
QRコード入りの名刺は、どのように作るのでしょうか。
ここでは、自分で作る方法と名刺作成業者に依頼する方法に分けて見てみましょう。
QRコード入りの名刺を自分で作る
QRコード入りの名刺を自分で作る場合、まずは伝えたい情報のQRコードを発行する必要があります。
QRコードの発行は無料で簡単にできるため、インターネットで「QRコード作成」などと検索し、URLを入力して作成してください。
SNSアカウントのQRコードはアプリから発行できるようになっているので、TwitterやInstagram、lineなどは、それぞれの画面から作成しましょう。
作成したQRコードと基本的な名刺の情報をレイアウトして印刷すればQRコード入りの名刺の完成です。
最近は名刺作成アプリなどがたくさん出ているため、自分でも手軽に作れるようになりましたが、レイアウトはセンスが問われるため慣れていない方には難しく感じるかもしれません。
とくに、QRコードは読み込みができなければ意味がないので、サイズや配置など細かい設定が必要です。
QRコード入りの名刺は自分でも作れますが、難易度が少し高いと考えておいてください。
名刺作成業者に依頼する
名刺作成業者に依頼する場合、名刺のデザインをテンプレートなどから選び、基本的な情報とQRコードの画像を添付すれば作成できます。
画像の添付ではなく、URLを記載するなど業者によって依頼方法が変わるので、事前に確認しておきましょう。
名刺作成業者に依頼するとコストがかかりますが、デザインや細かいレイアウトなども全て対応してもらえるので、自分で作成する自信がなくても安心です。
また、QRコードが読み込みできないなどのトラブルも防げるでしょう。
名刺にQRコードを載せる際の注意点5つ
QRコードは読み込みができなければ意味がないので、作成する際はいくつかの注意点があります。
- QRコードの周りに余白を取る
- QRコードは大きめにする
- 用紙色とのコントラストをつける
- QRコードの画像解像度を確認する
- QRコードの読み込みテストをする
ここでは、名刺にQRコードを載せる際の注意点を大きく5つ見てみましょう。
QRコードの周りに余白を取る
QRコードの周りに、文字や画像などを記載してしまうと、正常な読み込みができなくなる可能性があります。
スペースは限られますが、QRコードの上下左右にはしっかりと余白をとるようにしましょう。
一般的にQRコードのセルの大きさに対して4セル分以上は余白が必要といわれているので、覚えておいてください。
QRコードは大きめにする
QRコードのサイズが小さいと、セルが潰れて読み込みが上手くいかない可能性があります。
ある程度の大きさは確保し、画像に乱れがないかなど確認してからサイズを決めてください。
一般的に20×20mm程度の大きさは必要といわれています。
また、QRコードの画像を拡大・縮小でサイズ変更すると、セルが歪んで読み取れないので注意しましょう。
QRコードを発行する際は、サイズを指定できるようになっているので、拡大・縮小は使わないようにしてください。
用紙色とのコントラストをつける
QRコードは一般的な黒以外にもさまざまな色で作成できますが、用紙色とのコントラストがはっきりする色を選びましょう。
用紙が白でQRコードがライトグレーなど明るめの色の場合、色が似ていて読み込みが上手くいかないことがあります。
用紙とQRコードの色の違いがはっきりしていれば問題ないので、コントラストをつけることを覚えておきましょう。
QRコードの画像解像度を確認する
画像解像度とは、画像を構成する画素の密度を表すもので、「dpi」が単位です。
dpiの数字が大きいほどきれいな画像、小さいほど粗い画像になります。
QRコードは「300~350dpi」必要とされているので、作成する際に画像解像度を確認してください。
画像解像度が低いまま名刺を印刷してしまうと、画像がぼやけて上手く読み込めなくなる可能性があります。
QRコードの読み込みテストをする
名刺のデザインができたら、試し刷りをしてQRコードがきちんと読み込みできるか確認してください。
注意点を守って作成していても、確実に読み込みができるとは限らないので、必ず入稿する前に確認しておきましょう。
また、実際の名刺が仕上がった後も、名刺交換で使用する前にQRコードを読み込んでみてください。
QRコードが読み込めない名刺を気付かずに使っていると、相手に不信感を与えてしまうので注意が必要です。
まとめ|名刺のQRコードを上手に活用しよう!
本記事では、名刺にQRコードを載せるメリットやQRコード入りの名刺の作り方と注意点をご紹介しました。
名刺でたくさんの情報を伝えるために記載を増やしてしまうと、名刺の見栄えだけでなく相手への印象も悪くなりかねません。
QRコード入りの名刺であれば、見た目を損なわずにたくさんの情報を伝えることが可能です。
これから名刺を新しくしようと考えている方は、ぜひ取り入れてみてください。