営業の名刺を作成する場合、どんなデザインにすればいいの?
もっと反響があるような名刺を作りたい!
営業にとって名刺は、ビジネスチャンスを広げられるとても重要なツールです。
しかし、周りの人と同じような普通の名刺を持ち歩いていても相手の印象に残らず、仕事には繋がりません。
また、名刺のデザインだけでなく、名刺交換マナーもビジネスマンはしっかりと身に着ける必要があります。
そこで本記事では、営業の名刺がビジネスチャンスを広げられる理由や名刺の活用方法、名刺交換マナーについて詳しく解説します。
- 営業が名刺でビジネスチャンスを広げられる3つの理由
- 営業にとってプラスになる名刺の活用方法3選
- 営業は名刺交換マナーも必要
- 営業が名刺を作成する際の2つのポイント
- 営業にふさわしい名刺の種類3選
作成時のポイントやふさわしい名刺の種類もご紹介していますので、営業の名刺について知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
営業が名刺でビジネスチャンスを広げられる3つの理由
営業が名刺でビジネスチャンスを広げられる理由を3つ解説します。
自分の情報を正しく伝えられる
初対面の相手に挨拶をする際、口頭だけでは伝えられる情報が限られてしまいます。
相手に覚えてもらえないだけでなく、連絡先も間違って伝わる可能性があるでしょう。
しかし、名刺があれば会社名や名前、連絡先などを見やすく表記できるため、自分の情報を相手に正しく伝えられます。
名刺交換時や商談中に話がまとまらなくても、後日名刺を見て連絡をもらえることもあるので、ビジネスチャンスを広げるために有効なツールです。
事業内容や実績をアピールできる
営業として業績を上げていくためには、事業内容に興味を持ってもらうのはもちろん、実績を伝えて相手に安心・信頼感を与えなければいけません。
「この人になら任せられる」と相手に信頼してもらうためには、名刺を活用したアピールが有効です。
名刺には会社名や名前などの基本的な情報に加え、事業内容や実績といった情報も表記できます。
名刺交換のわずかな時間であっても、事業内容や実績といった情報を分かりやすく説明できれば、ビジネスチャンスを広げることにも繋がるでしょう。
コミュニケーションのきっかけになる
名刺はただ自分の情報を伝えるだけでなく、コミュニケーションのきっかけにもなるのが特徴です。
先述した事業内容や実績以外に、相手に興味を持たれるような内容を表記しておけば、名刺交換を通して会話が弾むこともあります。
会話が弾めば後の商談も和やかに進められるため、良い結果に繋がりやすくなるのです。
名刺でコミュニケーションのきっかけを作れば、ビジネスチャンスは大きく広げられます。
営業にとってプラスになる名刺の活用方法3選
営業の名刺はビジネスチャンスを広げられる重要なツールですが、普通の名刺では周りと差別化できず、すぐに忘れられてしまいます。
名刺がプラスになるように、3つの活用方法を意識してみてください。
商品・サービスをPRできる名刺にする
名刺は自分の情報を相手に伝えるためのツールですが、同時に商品やサービスをPRすれば、営業にとってプラスになります。
たとえば、表面には自分の情報、裏面には扱っている商品やサービスの情報を表記することで、名刺を広告代わりに使用可能です。
商品やサービスの情報を合わせて載せておけば、周りとの差別化にもなるため、自分自身のことも覚えてもらいやすくなります。
Webサイト・SNSアカウントを掲載する
名刺はスペースが限られるため、事業内容や実績、商品やサービスの情報を全て表記すると見づらくなってしまいます。
そのため、表記するのは一部の情報だけに留め、他はWebサイトやSNSで確認してもらうのが有効です。
会社のWebサイトやSNSを運営している場合は、名刺にも掲載してください。
なお、WebサイトやSNSアカウントをURLで表記すると、相手に打ち込む手間をかけてしまうため、QRコードに変換して掲載するのがおすすめです。
確実に見てもらうためにも「QRコードからサイトも見てみてください」など、名刺交換時に声をかけておくと良いでしょう。
趣味や特技などのプライベート情報を盛り込む
相手に自分のことを覚えてもらうためにも、趣味や特技といったプライベート情報を盛り込むのがおすすめです。
たとえば、趣味に旅行と表記しておけば、「旅行先のおすすめはありますか?」などと相手から興味を持ってもらえる可能性があります。
プライベートな情報はコミュニケーションのきっかけにもなりやすいため、スペースがある場合は表記してみてください。
ただし、医療系や保険系の営業など、業種によってはプライベートな情報を載せない方が良い場合もあります。
自分の業種に合うのかよく考えて表記しましょう。
営業は名刺交換マナーも必要
営業は日々多くの人と名刺交換を行うため、名刺の表記内容だけでなく名刺交換マナーも必要です。
入社当初は意識していても、慣れてくると適当になりがちなので、今一度正しくできているか確認してみてください。
名刺交換マナーがなっていないと、せっかく掴んだビジネスチャンスを逃すことにも繋がるので注意しましょう。
名刺交換の基本的な手順
名刺交換は、以下1~5の手順で行うのが基本です。
- 名刺を準備する
- 名刺を渡す
- 名刺を受け取る
- テーブル上に名刺を並べる
- 名刺入れにしまう
基本的に葉、1~5が流れで行います。
ただ、最近は同時交換も増えているため、その場の雰囲気に合わせて行ってください。
また、通常の名刺交換、同時交換問わずテーブルを挟んで行うのはマナー違反です。
椅子に座っていたとしても、必ず相手の近くまで移動して名刺交換を行うようにしましょう。
細かいマナーは他にもありますが、名刺交換時に重要なのは相手の顔を見て笑顔で名刺を渡し、丁寧に受け取ることです。
名刺交換時のふるまいで相手に与える印象は大きく変わります。
相手に好印象を与えるためにも、名刺交換マナーはしっかりと覚えておかなければいけません。
以下のページでも名刺交換マナーについて解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
営業が名刺を作成する際の2つのポイント
実際に営業の名刺を作成する際は、2つのポイントがあります。
ビジネスにおいて名刺がプラスに働くように、参考にしてみてください。
業種に合うデザインを選ぶ
営業と一括りに行っても、業種によってイメージや内容は大きく異なります。
そのため、自分の業種に合うデザインを選ぶ必要があります。
たとえば、不動産系の営業の場合、住宅のイラストや物件の写真を載せるなど、一目で業種を伝えられるようなデザインにするのがおすすめです。
また、医療系や保険系などは、シンプルで誠実さを表現できるようなデザインが良いでしょう。
自分の業種とあまりにもかけ離れているデザインを選ぶと違和感が生じ、相手から不審に思われる可能性もあります。
名刺のデザインによって相手に与える印象は変わるため、自分の好みだけで選ばないようにしてください。
事業内容・実績を表記する
繰り返しになりますが、営業の名刺には事業内容や実績を表記するのがポイントです。
初対面の相手に「自分はどんな人間か」「どんな業種の営業なのか」が分かるように、事業内容を分かりやすくまとめて表記しましょう。
また、事業内容に対してどんな実績を有しているのか表記するのも重要です。
実績は、契約や取引きをするかどうかの判断材料になるため、正しく表記してください。
ただし、事業内容や実績をだらだらと表記するのはおすすめできません。
相手もどの情報を見ればいいのか分からなくなってしまうので、とくに重要な内容だけをまとめて表記するのが有効です。
営業にふさわしい名刺の種類3選
営業にふさわしい名刺の種類を3つご紹介します。
作成のポイントと合わせて取り入れてみてください。
エコ名刺(バナナ名刺)
一般的に、名刺には上質紙やコート紙、マットコート紙などをよく用いますが、周りの営業と差をつけるためには、少し特殊な「エコ名刺」がおすすめです。
エコ名刺とは、本来なら捨ててしまう素材を原料にして作られた名刺で、繊維を感じられる見た目や独特な風合いを持つのが特徴です。
間伐材や竹、オホーツク産のホタテの貝殻、琵琶湖の葦(よし)など、「本当に用紙になるの?」というような特殊な素材で作られています。
中でも、営業におすすめなのは、バナナの茎から作られた「バナナ名刺」です。
バナナ名刺は、処分する茎を再利用して作られたバナナペーパーで作成するため、非常にエコな名刺と言えます。
また、バナナ名刺を使うことで現地の方の雇用を生み出せるのが特徴です。
毎日のように使用する名刺をバナナ名刺にすれば、SDGsへの貢献にもなります。
バナナ名刺は、茎の繊維が感じられる薄い黄色の用紙で、可愛らしいバナナのロゴマークも表記できるため、相手から注目を集められるでしょう。
コミュニケーションのきっかけにもなるため、ぜひ取り入れてみてください。
顔写真入りの名刺
営業の名刺には、顔写真を載せるのもおすすめです。
顔写真入りの名刺であればインパクトを与えられるため、相手から覚えてもらいやすくなります。
また、ザイオンス効果を得られるのも、顔写真入り名刺をおすすめする理由の1つです。
ザイオンス効果は「単純接触効果」と呼ばれる心理効果で、相手と何度も接触することにより、少しずつ好感度・親密度が高まるという現象です。
本来は、頻繁に会う人との間に起こる現象ですが、写真などで頻繁に見る場合もザイオンス効果は得られます。
顔写真入りの名刺を使えば、相手が名刺を確認するたびに顔と名前を見てもらえるため、好感度や親密度を自然と高めていけるでしょう。
色合いにこだわった名刺
営業の名刺に限ったことではないものの、色合いを意識するのも大切です。
色ごとに相手に与える印象は異なるので、プラスになるように上手く取り入れてみてください。
代表的な色とイメージは以下のとおりです。
色 | イメージ |
---|---|
赤 | 活発、情熱、高いエネルギー |
青 | 清潔、誠実、落ち着き |
黄 | 明るい、楽しい、ポジティブ |
緑 | 穏やか、癒し、安心 |
紫 | 神秘的、高貴、上品 |
たとえば、活発で明るい人と印象付けたい場合、赤や黄色などの暖色系を取り入れます。
反対に、落ち着いた人・穏やかな人と印象付けたい場合、青や緑色を取り入れると良いでしょう。
ただし、用紙全体を塗りつぶすようなデザインは、ビジネスシーンには向きません。
色を取り入れる場合はワンポイントにするなど、さりげなく取り入れるのがおすすめです。
まとめ
本記事では、営業の名刺がビジネスチャンスを広げられる理由や名刺の活用方法、名刺交換マナー、作成時のポイントをご紹介しました。
毎日のように名刺交換を行う営業にとって、名刺はビジネスチャンスを広げられる重要なツールです。
ただ、普通の名刺では上手く効果を発揮できないため、ご紹介した内容を参考に名刺を作成してみてください。
日新堂印刷ではエコ名刺の無料サンプルもご用意していますので、ぜひご活用ください。